生徒さんにもいろいろな性格の人がいます。

人間ですから、当然素敵なところもあれば、

弱いところもあると思います。

例えば時間にルーズだったり、

ちょっと上手くいかないと

すぐへこんでしまう性格だったり、

言葉遣いが乱暴だったり・・・。

「スクール業」をやっているところは、

生徒さんを「お客様扱い」していることが多いです。

生徒さんのだらしない部分に対して、

何も言わずに我慢をし、

裏で文句を言っているパターンです。

もちろんお金を払ってくださるのですから、

お客様には違いありません。

しかし、本当にそれでいいのでしょうか?

そこが他の事業とスクール業の

決定的な違いなのかもしれません。

挨拶、時間、掃除、道具の管理、言葉遣い・・・など、

仕事をしていく上で大切なことはきちんと教える。

それこそがスクールとしての責任だと思うのです。

現場で働き出してすぐに辞める人の多くは、

たいていその手のことで叱られたり、

呆れられたりして、

関係が悪化してしまい、

居心地が悪くなってしまう場合なのです。

 

ですから、

そういう仕事をする上での基礎的なことは

スクール生のうちにうるさく言われて

習慣として身につけてしまえばいいのです。

そうすれば、

現場に出た時に

余計なことで自信を失くさずに、

とにかく技術や経験を磨くことに

集中できると思うのです。

技術や知識を教えながら、

仕事力、現場力を教えるには、まず

スクールの中にきちんとした「ルール」を作ることです。

ルール違反はなるべく初期の頃に

見逃さず、その都度説明するのです。

そもそも何の為にスクールに通っているのか。

「現場で稼げる人になる為に

お金を出して学んでいるのだから、

そういうこともきちんと言います。」

と明確にしておくのです。

それがスクールとしての責任ではないでしょうか。