生徒さんは、一体どんな目的を持って

教わりに来ているのかを

とことん考えてみてください。

例えば、ネイルスクールにいらっしゃる生徒さんに

「目的は何ですか?」と訊くと、大抵

「資格がほしいからです。」

と答えます。

 

でも、本当に「資格がほしい」のでしょうか?

 

「資格がほしい」という

言葉のもっと奥には、

「就職できる安心がほしい」とか、

「自信が持ちたい」とか、

そういう「気持ち」があると思うのです。

 

教える側は、そういうことを

しっかりと理解していることが

大切なのです。

 

資格をとったからといって、

必ず就職できるわけではありません。

そして、就職したからいいというわけでなく、

「自分にとって居心地のいいところに就職し、

関わる人達に認められ、

日々やりがいを感じながら仕事がしたい」

のだとしたら、

「資格を取ればどうにかなる」

という考えではいけないと思います。

ですから、カリキュラムを作る時も、

資格を取るための技術や知識だけではだめで、

他に教えていかなければならないことが

たくさんあるはずなのです。

スクールで行うことの全ては、

生徒さんの「本当の目的」をきちんとつかみ、

それを叶えるには一体何が必要なのかを考えれば、

自然に決まってくるのです。