「起業してみよう!」という女性は、 働き者で、努力家、真面目な人が多いです。 それは当たり前かもしれませんが、 上記のような方に多いのが、 「完璧主義」な人。
かつての私も「超」がつくほどの完璧主義でした。 ○どうせやるなら一生懸命やる! ○責任を持ってちゃんとやるべき! ○何事も中途半端はだめ! ○始めたことは続けなければならない! ○やるなら一番を目指す! ○全て理想通りにやりたい!
こんな考えを持っていました。 何かを作り出し、 それを続けていく時、 こういう考え方が原動力になる部分もあると思います。 しかし、起業において完璧主義な考えは、 要注意なのです。
私が一番苦労したのも、 「脱!完璧主義」でした。 まず、何事もちゃんと完璧にやろうとしていると、 始めるまでに時間がかかります。 それに、万が一最初からちゃんとできてしまったら、 失敗の経験ができません。 それは、逆に後々の「大失敗!」に繋がります。
「まず、やってみる」を習慣化するには、 「ちゃんと」「完璧に」でなく、 「適当」の精神が必要です。
日本では「適当に」という言葉は、 あまりいい意味で使われませんが、 「適当」を、「いい加減」とか「無責任」ではなく、 「ちょうどいい塩梅で」と考えるといいと思います。
今まさに「適当」なチャンスが来た時に、 今の自分にできる「適当」なレベルで、 とにかくやってみる。
すると、上手くいったことも失敗したことも、 今の自分にとって「適当」な経験ができ、 無理なく次に繋がっていく・・・。
そうやって「適当」を積み重ねていくと、 ある時「ちゃんと」できている。 そういうものだと思うのです。
また、自分の理想にこだわりすぎている時は、 とかく「自己満足」の場合が多く、 それが本当にお客様のためになっているかどうか 見えなくなってしまっていることが多いのです。 「こうでなければいけない!」と 決めてしまった時点で頑固になり、 周りが見えなくなり、 声も聞こえなくなってしまうのです。 頑張っている時は、 無意識に「完璧主義」になりがちなので、 常にそういう自分を客観的に見つめて、 「適当に適当に・・・。」 と心の中で呟くといいかもしれませんよ。